ダイヤモンド、グラファイトなど同素体で、炭素原子のみで構成されていて、その立位構造は、サッカーボールに似ています。

フラーレン60、70があり、余剰の自由電子を20面体の中に多数持つことから、他のもの、例えば、仕事の終ったビタミンCラジカルに電子を与えることで、再びビタミンCが働く力を得ます。紫外線を浴びることで、活性酸素が生じます。これは、細胞膜や核質のDNAの配列さえ壊すこともあり、アポトーシス(細胞死)や、癌化さえ、引き起こすこともあります。予防的に働くフラーレン包合体は、各種のラジカル消去作用が著明です。

1960年フラーレンの発見でノーベル賞を受けています。光合成は、原則的には、植物の葉緑体に光が当たり、水と二酸化炭素から、炭水化物や酸素の生成を光合成といいます。これは植物特有の生体反応でしたが、京都大学の今堀博士は、フラーレンとポルフィリンの結合で、葉緑体の働きを再現しました。光合成という植物的仕事で表したものです。

このマジカルな作用は、化粧品の有力な材料として、そして有機電子材料として、また医薬品として広く、そのマジカルな特性を利用されようとしています。

美容効果を述べていきます。

1.老化の予防(DNA末端のテロメア維持)・テロメアは、細胞の分裂のたびに短くなっていきます、命のロウソクにもたとえられます。

2.美肌、美白効果(濃いメラニン抑制)・紫外線などで生じた活性酸素は、細胞を傷つけようとします。ことのとき、チロシンから、ドーパを経て、メラニン生成が増えます。これが日焼けです。フラーレンは、活性酸素を中和し、色が黒くなるのを進行させるチロシナーゼ活性を下げます。

3.化粧品を安定させる働き・フラーレンは何回もビタミンを活性化する力を持っています。ビタミンEの仕事が終るとEラジカル、これをビタミンCが自由電子を与えることで、またEを活性化します。

同時にCラジカルが生じます。ただちにフラーレンは、Cラジカルに自由電子を与え、これを再び働けるようにします。こうようなこうかを何度も繰り返しながら、一ヵ月後には、過酸化脂質などの老廃物を抱え込んだフラーレン含合体は、表皮のターンオーバー(新陳代謝)で顔や首を洗っている時に、アカと一緒に外に運ばれます。これを2〜3ヶ月繰り返しているうちに、肌に透明感がでてきます。このモデルをもとに作ったのが、フラーレンE、Cローションです。

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4.シワの抑制・これもビタミンE、C、フラーレンの一連の協同作用で、コラーゲンの増生を促し、シワを浅くします。

5.肌につける前(まだ容器には入った状態)でも、壊されることがあります。フラーレンの存在で、これらは修復され、「何時でも働けますよ」という、化粧品の品質の安定にも、著しい効果を示します。

6.ニキビによく効くフラーレン効果・皮脂酸化の抑制で、アクネ治療にも、毛穴の引締めにも効果的です。

〔一口メモ〕

ナノという言葉は近頃よく使われています。
1nm(ナノメール)→10‐9m
言い換えると10億分の1メートル
その下のレベルは、ピコ
1Pm=10‐12m(メートル)
ナノの上のレベルでは
ミクロン
1µm=10‐6m(メートル)
その上のレベルで
ミリ・1mm=10‐3m(メートル)

7.紫外線からのバリアー帯としての効果・フラーレンは水分子(H2O)の約3倍の大きさ約5ナノです。単独では、表皮基底層を通り抜け体内に入っていき、最終的には尿から排出されます。

しかし、化粧品として用いる場合、基底層を通り抜けることなくむしろ他のビタミンラジカルを再生しながら、活性酸素を消去しながら、表皮のターンオーバーに沿って、一ヵ月後には、洗顔時に肌のアカと一緒に取れていくほうが好都合です。

そこで、分子量4万のPVPや分子量5200のPVPや、小さなものでは、水酸化フラーレン分子量958などの、大小を取り混ぜ、小さなものでも基底層を通り抜けないようにしたのがフラーレンラジカルスポンジです。

大きなものは、角質層を、順に基底層に向かって、それぞれカバーするミックスフラーレンとなっています。これで通りぬける紫外線(紫外線も波長によって皮膚を通り抜ける深度が違ってきます)をフラーレンのゾーンディフェンスを作って肌を守っています。

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