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身体をビルに例えると、鉄骨の役割をしているのがコラーゲンです。真皮では75%を占め、肌の張り・ツヤはコラーゲンの増減と深い関係があります。
コラーゲンは動物特有のものです。植物の細胞壁にはエクステンションといって植物のセルロースやペプチンで出来た、コラーゲンに似た物質があります。
ヒドロシキプロリンやセリンを含んでいて保湿作用が強く、小じわを防ぐ作用があります。
コラーゲンはアミノ酸が1000個つながったポリマーで、太さ1.5ナノ、長さ300ナノの1本鎖三つ網で螺旋をえがき断端付近で架橋しがっちりと丈夫なコラーゲンができます。

コラーゲンはギリシャ語のKollaに語源があり、ニワカのことです。ニワカは動物他、魚の骨に石炭を加えて冷やしてつくるものです。

木と木の接着剤として、又、絵の具の材料として使っていました。ゼリー状となります。

コラーゲンは体温により、ちょっと高めの40度付近でゼリー状化します。
一般の淡白は、卵に熱を加えるとたまるように、凝固するのと逆の反応をします。
魚あらのコラーゲンは動物からのものよりもゼリー状の温度が低いようです。
熱変性温度は、牛由来で37度、魚はもっと低く、寒流のサケでは役20度、暖流域では一般に高くなり、金目鯛で34度とその生息域の海水温で違いがあります。
小さな粒子が液体の中に散らばる状態をコロイドといいます。

これもギリシャ語のKollaが語源といわれています。イワシや、すじ肉を煮込んで冷やして出来るのが煮凝といいます。

コラーゲン由来ペプチドのかたまりで、美容や健康も大切な食材で、和食に洋食にも工夫されているところです。

元気なコラーゲンは3本連鎖の螺旋構造で1本んの分子量約10万、太さは1.5ナノ、長さは300ナノの大きさです。

加冷や、栄養状態によっては、細くなったり、柔軟性に乏しくなったりします。

光老化の影響も大きいようです。
1本鎖の両端は螺旋をもたず、テロペプチドといって、抗原性を持って、時にはアレルギーをおこします。この断端を切断したものが、アテロコラーゲンでシワの下に注入している注射用コラーゲンです。
これでもアレルギーを起こすことがあるので注入する前に1ヶ月ごとに2回の皮内反応が必要です。

私たちは、食物として肉や魚を食べます。

消化酵素(プロテーゼ)によって、細かく切断され、ペプチドとなり、又はアミノ酸として腸管壁から、吸収され、血行性に全身に運ばれ、各所で自分にどうかされたペプチドやコラーゲンや、蛋白質に組み込まれます。
自然界は300種類のアミノ酸が存在します。

ヒトを構成する蛋白質は20種類、コラーゲンは。蛋白質からシスチンとトリプファンを除いた18種類のアミノ酸で出来ています。

コラーゲンの3分の1はグリシンで、プロリン、ヒドロキシプロリンを加えると2分の1に達します。

コラーゲンは組織によって、I~VII型まで分類できます。

I型→皮下真皮層・骨

II型→軟骨

III型→血管壁・真皮(胎児→50%・新生児→20%・10歳~成人→10%)

IV型→表皮基底層(表皮細胞を作る)

V型→真皮の一部・角膜・筋肉・胎盤

VI型→全身に少しずつ

VII型→真皮・胎盤

コラーゲンは、身体全体の蛋白質の3分の1を占めています。

真皮におけるコラーゲンのI型とIII型の比率は変化していきます。

III型の占める割合は胎児で50%、新生児で20%、少年で10%、一方成人では10%となり、III型の比率が多いと、モチモチとした柔らかさを表現しています。

コラーゲンは3本鎖で、1本が約1000個のアミノ酸がつながったポリマーで、螺旋状に巻いていて、総分子量は約30万と蛋白質の領域です。

表皮バリアーを通過できるのは、弾力性に乏しい、細かく伸びきったコラーゲンが繊維となり、たるみや固い深いしわを作る原因となってきます。

あまりにもタルミが多いときには「フェイスリフト」という、メスを使う方法も、場合によっては適応となります。
しかし、翌日から仕事という方には無理な話です。
老化状態のコラーゲンの再生は、十分な出力の「サーマクール」で伸びきったコラーゲンの抵抗置は、周囲の組織より低いので、好んでコラーゲン繊維が流れます。
分子量300くらいまでなので、コラーゲンが角質層には、とても入る大きさではありません。

コラーゲンをバラバラにしたコラーゲン由来ペプチドの形ではじめてバリア層を通過できる工夫の予知があります。

しかし、コラーゲンの持つ保湿と、肌に馴染みやすいとう特徴でバリア層をl守る膜作用としては優れています。
ヒアルロン酸+グリセン同様に膜形成と保湿に役割があります。
この膜形成い、紫外線によるラジカルを消去するのに通しているものとして、ビタミンE(特にTPNa)、アプレシエ(APPS)、水性フラーレン、油性フラーレンは肌の若さを保ち続ける、合理的なサイクルです。

紫外線は、ABC真空紫外線と分けていますが、つう寿の生活では、AとBが肌のダメージを作り、とりわけAは、波長が長いため、皮膚真皮層の光老化の原因となります。

光老化したコラーゲン繊維は3本鎖のつなぎとめる架橋が以上に増加し、瘢痕化します。
低いながらも抵抗値は必ずあるので、オームの法則にしたがい熱エネルギーを作ります。
コラーゲンは約40度の融合点で、ゼリー状化し、冷却することで収縮し固まります。繊維芽細胞から、プレコラーゲンの増量となりつつ3~4ヶ月で綺麗な3本鎖の螺旋状のコラーゲン繊維と再生します。

ここで補助的役割が、繊維芽細胞に働きかけるおのとして、アセチルヒドロキシプロリン、ミルクペプチド、血小板由来増殖因子(PDGF)などの、「ナノカプセル導入」などがあげられます。

コラーゲンを組み立てているんは18種類のアミノ酸ですから、日常の魚や肉の接種、酸素類の働きの為には
ビタミン、とりわけビタミンCが重要です。
コラーゲンのアミノ酸配列の重要な構成部位では「ーグリシンーXーYー」という順序でXとYに相当するのはプロリン、そしてヒドロキシプロリンです。プロリンからヒドロキシプロリンの移行には、ビタミンCが必須なのです。

ヒドロキシプロリンには、繊維芽細胞での、アミノ酸からプレコラーゲンをつくる促進作用もあります。

FGF(繊維芽細胞増殖因子)と強調した働きがあるようです。

いずれにしろ、コラーゲンの増生は、しわを目立たなくし、ニキビ跡を目立たなくする様な働きがあります。

コラーゲン構築がしっかりすると、血行もよくなりIV型コラーゲンである表皮基底層の旗来がよくなり、表皮の働きがよくなり、表皮細胞がしっかりして細胞間液の流通もよくなるという、好ましい連鎖となります。