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❝取材❞ 抗加齢最前線

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男女を問わず、年齢より老けて見られる人、反対に若く見られる人。
落ち込みがちに見られる人、いきいきとしている人…。
その差はいったいどこからくるのだろうか?
心と身体が健康的に歳を重ねていくためにも、最先端の抗加齢医学に関して、現在、佐野クリニックにてご活躍中の佐野徹院長にお話を伺った。

活性酸素と細胞分裂

ヒトは呼吸をすることで空気を吸い込みます。その時、肺胞で赤血球ヘモグロビンに酸素が結びつき、身体中の細胞に運ばれます。ヒトは1日で500~600リットルの酸素を取り入れていて、このうち95%が生存のため有効に働き、5%弱は逆に活性酸素となるのです。

動植物の染色体にシッポのような部分があり、これをテロメアといいます。ちょうど生命のロウソクのようなもので、細胞分裂を繰り返す度に短くなっていき、やがて停止します。これは活性酸素の処理能力に終わりがあることを意味します。
生命の長さとしてヒトは約100年、ゴリラ50年、イヌ15年と種によっても差があり、ノンビリとしたカメなどは100年近く生きると言われています。
いかにストレスを少なく、野菜を主体としたバランスの良い食事で、限られたテロメアの長さを充分に生き抜くことが、良い長寿につながるのです。万一、テロメアの働きがなくなると細胞は果てしなく無秩序に分裂が続く事になり、これが恐ろしいガン化なのです。

佐野徹院長

老化の原因=活性酸素

老化の原因である活性酸素とはどんなものでしょう。
酸素O2、これに電子が1個くっつくとスーパーオキシドO2-で、これは生存に必要な酸素を取り込み、エネルギーが発生する時に生じます。
これらにまた電子が1個加わって過酸化水素H2O2で、細胞膜をも簡単に透過するようになり、これが先ほどのスーパーオキシドO2-と反応すると、生活習慣病やガンを引き起こす大きな原因となってきます。そして皮膚付近では光老化として強い紫外線が当たると、一重項酸素1O2となり、シミ、くすみ、硬いシワ、たるみなどの老化の進行となるのです。

豊かなコラーゲン産出に欠かせない女性ホルモンの働き

皮膚、腱、骨、血管、内臓などはコラーゲンで網組まれていて、これらは弾力性に富むエラスチンで結ばれています。
身体の全タンパク質の1/3を占めると言われています。このコラーゲンを作り出す母体が、繊維芽細胞です。紫外線によるダメージや老化で弱体化してくると、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などを生み出す力が衰えてきます。コラーゲンやエラスチンも新しいものが合成され取り替えられる。そしてこれが新陳代謝まで約1ヶ月の間しかなく、たえず新しいものを作り出す必要があります。

つまり繊維芽細胞の働きが活発になるのです。肌の張り、潤い、スベスベ感として感じる重要なポイントとなるのです。もちろん若々しい、豊かなコラーゲンを産出するのに、原料としての良質なタンパク質(肉や魚)、ビタミン類(とりわけビタミンC、E、Q-10など)、女性ホルモンの働きも大切です。

ラジオ波・レーザー波でコラーゲン繊維を増量して若々しい肌を

より能動的に若々しい肌、つまりコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸を豊かにする方法として、ラジオ波、レーザー波があります。ラジオ波は遠赤外線より、より大きな波長を持っています。体表面からより遠いところの繊維芽細胞は、コラーゲン繊維とフィブロネクチンという受容体を持っていて、コラーゲン繊維の増量を促すのです。
老化や紫外線などのダメージを受けると、フィブロネクチン接合部に緩みを生じ、痩せて縮れたコラーゲンとなってします。肌の張りや弾力の増大に、コラーゲン量の大小は大きく関わってきます。

コラーゲンの増量を促す最新の方法

ラジオ波(RF)、レーザー波、光、が現代における若返り機器の三代表です。
例えば、ラジオ波は、皮膚や皮下組織では抵抗値の違いからコラーゲン繊維を通りやすく、その時に軽熱変性をきたし、その長さが短縮します。コラーゲン繊維の変化を受けて、繊維芽細胞は盛んにコラーゲンを産出し、その結果コラーゲン繊維の増大となり、これは4~5ヶ月続いています。

また自己多血小板療法は、血小板のコラーゲンへの親和性を利用しています。本来、血小板は血管の中で、傷ついてコラーゲンが露出したところへ集中して付着し、コラーゲン繊維につながる繊維芽細胞のコラーゲン放出を促し、治癒過程に関与しています。
この血小板を含んだ結晶成分を肌のへこみやシワに注入すると、皮膚および皮下組織中のコラーゲンに付着し、同様の機序でコラーゲンの増量を促すのが仕組みです。

コラーゲン

若返りにはタンパク質やビタミンの摂取も不可欠

コラーゲンの増量は。いかに繊維芽細胞を活性化するか。それが若返り法の大きな要素です。
もちろんこの時、原料となるのは良質のタンパク質の摂取、ビタミン(C、E、A、コエンザイムQ10等)、無機質(特にコラーゲン産出には鉄分が必須です)。ホルモン及び、それらに影響を及ぼすストレスの軽減も大切でしょう。

人生は良き調和をもって経過させるのが、幸福の道程でこれが若さと活力を保つポイントでしょう。

抗老化作用物質フラーレンの働き

フラーレン(C60フラーレン)は、宇宙や炭素鉱脈、高級墨などにも見られ、生体内抗酸化作用(抗老化作用)が強く、皮膚表面からでも吸収します。
抗酸化作用では太陽光の紫外線β波によって、細胞内にパーオキシド過酸化水素が発生し、DNAを傷つけて細胞にダメージを与えます。表皮内では角質層の脂質であるセラミド、スクワレンも紫外線を受けて、ヒドロカルオキシドを産出し、これが細胞にダメージを与えるのです。これを強く抑制するのが、皮膚及び皮下での抗老化作用の強い特性があるフラーレンです。

各種のビタミンが司る抗酸化や美白作用

ビタミンCは酸素や熱に弱く、化粧品としての利用は従来困難でした。それがビタミンC誘導体の出現で様子が一変したのです。
肌の表面から基底層に届いて、リン酸化合物が遊離し、アスコルビン酸(ビタミンC)として効果を現し、美白(メラニン合成の阻害、シミ、ソバカスの治療)、肌への抗酸化作用、コラーゲンの産出等の働きがあります。

ビタミンEも抗酸化物質です。ビタミンC等の水溶性抗酸化化合物と協同し、紫外線等により誘起される酸化的ストレスから皮膚を守る働きを持っています。

高齢化とともに増加する過酸化脂質の蓄積

しかしビタミンE自体は化学的に不安定で、極めて酸化されやすい上に、油状であるため製剤処方に自由度が少ないという課題がありました。ビタミンEリン酸ナトリウムはそれらを解決したもので、皮膚内にある脱リン酸酵素により効率良く、ビタミンEに変換される水溶性ビタミンE誘導体(TPNa)、優れた抗酸化、抗炎症作用を発揮します。

ビタミンEラジカル(VE)を抑制還元するのは、生体内に分布するビタミンCとコエンザイムQ10です。つまり生体内代謝の化学反応によって遊離基が生じても、それを消去する機構が充分に働いている若い時には、過酸化脂質の蓄積は起こりませんが、高齢化とともに増加するのです。

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